太多人討論這部片子,至今尚未看,有點想去探探究竟,不過實在討厭一窩瘋湊熱鬧,想望還無法強烈到讓我克服一切走進戲院。同事說情書寫得感人,尤其是旁白的聲音很性感。回家找來聽了一下,性不性感這事見人見智(有這種聲音的日本男生不少)。倒是情書內容不難,加上旁白速度適當、發音清楚,很適合練習聽力。網路上已有許多人將內容聽寫出來,沒仔細看,自己聽過總是比較踏實。難度不高,我想每個人聽的結果應該大同小異。內容如下,若有錯誤請告知。若有侵權亦請留言告知,感激不盡。


19451225

友子、
太陽がすっかり海に沈んだ。これで、本当に台湾島が見えなくなってしまった。
君はまだあそこに立っているのかい?

 



友子、

許しておくれ、この臆病な僕を。
二人のことを決して認めなかった僕を。
どんなふうに、君に惹かれるんだったっけ。
君は髪型の規則も破るし、よく僕を怒らせる子だったね。
友子、君は意地張りで、新しい物好きで、
でも、どうしょうもないぐらい君に恋をしてしまった。

だけど、君がやっと卒業した時、僕たちは、戦争に敗れた。
僕は敗戦国の国民だ。
貴族のように傲慢だった僕たちは、一瞬にして、罪人の首枷を掛けられた。
貧しい一教師の僕が、どうして民族の罪を背負えよう?
時代の宿命は時代の罪。
そして、僕は貧しい教師に過ぎない。
君を愛していても、諦めなければならなかった。


 

三日目。
どうして君のことを思わないでいられよう。
君は南国の眩しい太陽の下で育った学生。
僕は雪の舞う北から海を渡ってきた教師。
僕らはこんなにも違うのに、何故こうも惹かれあうのか?
あの眩しい太陽が懐かしい。
暑い風が懐かしい。
まだ覚えているよ。
君が赤蟻に腹を立てる様子。
笑っちゃいけないって分かってた。
でも、赤蟻を踏む様子がとても綺麗で、
不思議なステップを踏みながら、
踊っているようで、怒った身振り、激しく軽やかな笑い声。
友子、その時、僕は恋に落ちたんだ。

 



強風が吹いて、台湾と日本の間の海に、僕を沈めてくれれば良いのに。
そうすれば、臆病な自分を持て余さずに済むのに。

友子、

ただ数日の航海で、僕はすっかり老け込んでしまった。
潮風が連れてくる泣き声を聞いて、甲板から離れたくない、寝たくもない。
僕の心は決まった。
陸に着いたら、一生、海を見ないでおこう。
潮風よ、何故、泣き声を連れてやって来る?
人を愛して泣く、嫁いで泣く、子供を生んで泣く。
君の幸せな未来図を想像して、涙が出そうになる。
でも、僕の涙は潮風に吹かれて、溢れる前に乾いてしまう。
涙を出さずに泣いて、僕は、また老け込んだ。
憎らしい風、憎らしい月の光、憎らしい海。

12
月の海は何処か怒っている。

恥辱と悔恨に耐え、騒がしい揺れを伴いながら、
僕が向かっているのは故郷なのか。

それとも、故郷を後にしているのか。

 


 

夕方、日本海に出た。
昼間は頭が割れそうに痛い。
今日は濃い霧がたちこめ、昼の間、僕の視界を遮った。
でも、今は星がとても綺麗だ。
覚えてる?君はまだ中学一年生だった頃、
天狗が月を食う農村の伝説を引っ張り出して、月食の天文理論に挑戦したね。
君に教えておきたい理論がもう一つある。
君は、今見ている星の光が、
数億光年の彼方にある星から放たれてるって知ってるかい?
わぁ~、
数億光年前に放たれた光が、今僕たちの目に届いているんだ。
数億年前、台湾と日本は一体どんな様子だったろう。
山は山、海は海、でも、そこには誰もいない。
僕は星空が見たくなった。
虚ろやすいこの世で、永遠が見たくなったんだ。

台湾で冬を越す雷魚の群れを見たよ。
僕はこの思いを一匹に託そう。
漁師をしている君の父親が、捕まえてくれることを願って。
友子、悲しい味がしても食べておくれ。
君には分かるはず。
君を捨てたのではなく、泣く泣く手放したということを。
皆が寝ている甲板で、低く何度も繰り返す。
捨てたのではなく、泣く泣く手放したんだと。

夜が明けた。
でも、僕には関係ない。
どっちみち、太陽は濃い霧を連れてくるだけだ。
夜明け前の恍惚の時、年老いた君の優美な姿を見たよ。
僕は髪が薄くなり、目も垂れていた。
朝の霧が舞う雪のように僕の額の皺を覆い、激しい太陽が君の黒髪を焼き尽くした。
僕らの胸の中の最後の余熱は、完全に冷め切った。
友子、無能な僕を許しておくれ。


友子、
台湾のアルバムを君に残しておきたよ。
お母さんのところにおいてある。
でも、一枚だけこっそりもらってきた。
君が海辺で泳いでいた写真。
写真の海は、風もなく、雨もなく、
そして、君は、天国にいるみたい笑っている。
思うのは、君のことばかり。

あ、虹だ。
虹の両端が海を越え、僕と君を、結びつけてくれますように。



友子、
無事に上陸したよ。
七日間の航海で、戦後の荒廃した土地にようやく立てたというのに、
海が懐かしいんだ。
海はどうして、希望と絶望の両端にあるんだ?
これが最後の手紙だ。
後で出しに行くよ。
海に拒まれた僕たちの愛。
でも、思うだけなら許されるだろう。

友子、僕の思いを受け取っておくれ。
そうすれば、少しは僕を許すことができるだろう。
君は一生僕の心の中にいるよ。
結婚して子供ができても、
人生の重要な分岐点に来る度、君の姿が浮かび上がる。
重い荷物を持って家出した君、
行き交う人混みの中に、ぽつんっと佇む君。
お金を貯めてやっと買った白のメリヤス帽をかぶって来たのは、
人混みの中で君の存在を知らしめる為だったのかい?
見えたよ。僕には見えたよ。
君は、静かに立っていた。

七月の激しい太陽のように、それ以上直視する事は出来なかった。

君はそんなにも静かに立っていた。
冷静に努めた心が一瞬熱くなった。
だけど、心の痛みを隠し、心の声を飲み込んだ。
僕は、知っている。
思慕という低俗の言葉が、太陽の下の影のように、
追えば逃げ、逃げれば追われ、一生。

君を忘れた振りをしよう。
僕たちの思い出が、渡り鳥のように、飛び去ったと思い込もう。

君の冬が終わり、春が始まったと思い込もう。
本当にそうだと思えるまで、必死に思い込もう。
そして、君が永遠に幸せである事を、祈っています。

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